豚肉の部位を知ろう!

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肩ロース
赤身の中に脂肪が粗い網状に入っています。きめがやや粗くかための肉ですが、脂肪を適度に含んでいて、最も豚肉らしいコクのある味わいです。煮ても焼いてもおいしく食べられます。カレーやシチュー、しょうが焼き、焼肉などに。切り身で使う場合はたたいてすじ切りをしてから調理すると、やわらかく仕上がります。
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ロース
きめが細かくやわらかく、外縁部分に脂肪がついています。豚肉は脂肪にうまみが多く含まれているので、この脂肪を取りすぎないようにします。ブロックでローストポークや焼豚に、切り身や薄切りにしてトンカツ、ソテー、しょうが焼き、すき焼きに。切り身で使う場合は肩ロースと同様、たたいてすじ切りをします。
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ヒレ
豚肉の中で最もきめが細かくてやわらかい、最上の部位です。1頭から約1kgしかとれないこともあって他の部位より高価格です。ビタミンB1が多く、脂肪の少ない赤身肉で低エネルギーです。脂肪特有のコクに欠けるきらいがあるので、トンカツ、ソテー、揚げ物など油を使った調理にしたり、濃厚な味わいのソースを組み合わせるとよいでしょう。
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バラ
赤身と脂肪が交互に3層くらいになっているところから三枚肉とも呼ばれます。豚肉の中でも最も脂質が多く、高エネルギーです。時間をかけて煮込むとやわらかくなりよい味が出るので、シチュー、カレー、角煮などの煮込み料理に向きます。薄切りにしていため物などにも。
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モモ
脂肪の少ない赤身の肉です脂質はヒレに次いで少なく、低エネルギーで、たんぱく質、ビタミンB1を多く含みます。比較的やわらかくて風味がよいので、肉そのものの味を楽しむ料理に向きます。ブロックのままローストポークや焼豚に、切り身にしてソテーやトンカツに、薄切りにしてしゃぶしゃぶなどに。