●コンプライアンス意識の向上●エネルギー効率の見直し・ 再生可能エネルギーの利用●生物多様性保全への配慮●献血活動への協力 12● 工場見学・職場体験学習の受け入れ● 高効率自然冷媒冷凍機の導入● 原料を無駄にしない製品づくり● 外国人実習生の受け入れ● コンプライアンス・行動規範● 従業員教育● 環境に配慮した包装資材の導入● 女性活躍推進への取り組み ● 太陽光発電設備の導入 など当社では2007年よりコンプライアンスに関わる部署を設置し、ナンチクグループにおけるコンプライアンスの意識の向上に努めております。「コンプライアンス全般に関するヘルプライン相談窓口」を設置し、24時間相談できる体制づくりを行っております。また全国13か所の支店および営業所の全車両にドライブレコーダーの取り付けを行い、交通ルールの遵守や配送ルートの効率化を図っています。さらに自社だけでなく、地域における交通ルールの向上を目的に、年に2回、交通安全週間に合わせて、社員による本社周辺での交通安全立哨なども実施しております。と畜・解体処理には蒸気ボイラーやバーナーが必要です。これらの設備は化石燃料をエネルギーとして使用しますが、燃焼時に地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO₂)、大気汚染・酸性雨の原因となる窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)が発生します。当社では2014年より、クリーンなエネルギーとしてLNG(液化天然ガス)を導入しました。CO₂やNOxの発生は石油や石炭に比べ30~40%少なく、SOxについてはゼロと地球環境に配慮しております。また2023年からは、本社豚処理施設の屋根に自家消費型太陽光発電システムを設置し、再生可能エネルギー電気の供給を行い、同工場の年間電力需要量の約7%を賄い、大幅なCO₂排出削減を見込んでいます。工場排水には脂や血液といった有機物など様々な物質が含まれているため、浄化処理を行うことで、河川等の水質汚染の防止にもつなげています。その過程でできる有機汚泥は浄化に必要な微生物の死骸の集まりであり、植物の栄養となる窒素やリンを多く含むため、ナンチクではコンポスト(微生物の働きによって発酵分解させ堆肥にする仕組み)し、肥料化しています。これらの取り組みを通じて、持続可能な農業の促進に貢献し、地域活性化や循環型社会を実現してまいります。献血は病気の治療や手術等で輸血や血漿分画製剤を必要としている方のために、健康な人が自分の血液を無償で提供するボランティアのことです。現在日本では、少子高齢化の影響により、献血血液の需要が増える一方で、献血者の中心となる若年層の大幅な減少などにより、供給が減ってきています。当社では年に2回、鹿児島県赤十字血液センターの献血バスを招き、本社を中心とした団体献血に取り組んでおり、20代から50代までの年齢層の幅広い社員がこの活動に協力しています。2021年には長年の功績が認められ、日本赤十字社より感謝状をいただきました。他にもたくさんの活動を行なっています
元のページ ../index.html#13