鹿児島県は全国一の畜産県!

東洋でも、西洋でも、古来から食材として世界中で飼われている豚。その中でも、桁違いに多くの豚を飼っているのが中国です。不老長寿の思想から「食は人を養う」という認識が浸透する中国では、栄養価の高い豚肉をよく料理に使います。また、西洋でも、豚の祖先であるイノシシの肉は、人間に力と勇気を与えるといわれ珍重されたそうです。

かごしま黒豚のふるさとは、そんな食の国中国。それが1385年に琉球に渡り、さらに今から約400年前の江戸時代に、島津18代当主・家久により鹿児島の地に移入されたといわれています。

かごしま黒豚の名が全国的に知られるようになったのは、幕末から明治にかけて。 黒船来航で揺れる徳川幕府に外交問題の重鎮・水戸藩主斎昭公をして、「いかにも珍味、滋味あり、コクあり、何よりも精がつく」と言わしめました。また、郷土の偉人・西郷隆盛も黒豚をこよなく愛したといわれています。
こうして広く愛されたかごしま黒豚のおいしさには、長い歴史のなかで数々の品種改良が加えられました。それは明治のころからはじまり、現在に至っています。

肉質が優れているとされるバークシャー種と交配することで、黒豚の良いところを引き出しながら、そのおいしさに一層磨きをかけ、豚肉の芸術品ともいうべきものを完成。歯切れがいい、柔らかい、水っぽさがない、うま味がある、しかも、さっぱりしているなどの特色は多くの人に認められ、かごしま黒豚の人気はさらに高まっています。情熱の歴史がつくったワンランク上のおいしさが、グルメ時代・健康時代を生きる人びとのニーズを着実に満足させているのです。

黒豚の先進地である鹿児島は、黒豚の研究においても、世界でも他に類を見ないスケールと内容を誇っています。
研究は、鹿児島県畜産試験場で主に行われているわけですが、他県から見学、勉強に訪れるほど、かごしま黒豚のおいしさの背景には、常にそれに関する研究への姿勢があるというわけです。

昭和47年から続けられた系統造成によるかごしま黒豚の品種改良は、10年の歳月をかけて昭和57年に系統豚「サツマ」を完成。発育を良くし、赤肉と脂肪のバランスを良くすること。モモの肉量を増やすことを目標に改良した結果、個体のバラツキが小さく、斉一性も繁殖能力も産肉能力も高い黒豚が生まれたのです。

また、量から質へと転換した豚肉の需要にマッチするように昭和57年からイギリスバークシャーを基礎とした系統造成を開始し、平成3年に「ニューサツマ」を完成。さらに、鹿児島在来の黒豚のみを基礎とした第3系統豚「サツマ2001」が平成13年7月に完成しました。現在も第4の系統豚の造成が進められています。このようにおいしいかごしま黒豚をお届けする努力を、つねに続けています。

(引用)
鹿児島黒牛黒豚銘柄販売促進協議会
「かごしま黒豚の魅力 黒豚物語」

つぎは「かごしま黒豚が美味しい秘密」に迫ります!

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